2005年11月に作成された内容


2005/11/29(火)

三女子大学共催講演会、私立大学連盟総会

東京女子大学主催、日本女子大学・津田塾大学共催の講演会に出席

私大連秋季定例総会出席

2005/11/24(木)

日本証券奨学財団研究調査助成金授賞式出席

 受賞研究調査課題:日本人移民・日本人に関する研究の動向と展望—「わが国海外移民研究の整理と今後の課題」

2005/11/22(火)

三女子大学懇談会 

  日本女子大学、東京女子大学、津田塾大学の三女子大学で毎年開催される懇談会。今年は津田が会場校ということで、学長就任後初めての三女子大学懇談会で会場校として他校をお迎えすることとなりました。さまざまな議題に話がはずみ、充実した会合でした。

津田塾大学と日本女子大学、東京女子大学の各学長

左から高橋学長補佐、大槻学長補佐、飯野学長、小倉学長補佐

後藤祥子日本女子大学学長(左)、湊晶子東京女子大学学長(右)

2005/11/20(日)

大学の国際戦略-大学の国際化とは

日本私立大学連盟 『大学時報』 No.305 (2005年11月)

1.大学の「国際化」の進展
 グローバル化が社会を語るキーワードになり、大学の「国際化」が唱えられて久しい。最近では「大学の国際戦略」という表現が広く使われるようになり、 大学の「国際化」が少子化時代の大学にとって死活を左右するとまで言い切る報道も目にする。
 大学の「国際化」を計る指標として挙げられるのは、外国人留学生の数と交流協定数であるが、数字で見ると、大学の「国際化」 の進展は明らかである。 日本の大学が海外の大学と結ぶ学生・教員交換協定の数は過去5年で倍近い約11,300に上り、1校当たりの協定校の数も急増しており、海外からの 留学生受け入れが1,000人を超えている大学も多い。優秀な留学生を確保するため、また共同研究などの学術交流を活発に行うための拠点を海外に置く大学は 60校を超えた。各大学の「国際化」 への取り組みは真剣であり、またその形態が多様になっていることがわかる。そしてそれが、学生にとっての大きな魅力 となっていることも確かである。
 文部科学省も種々の「国際化」策を提示しており、2005年1月にとりまとめられた科学技術・学術審議会国際化推進委員会報告書「科学技術・学術分野における 国際活動の戦略的推進について」においては、「大学等が地域、研究分野など対象に応じ戦略的に国際活動に取り組むこと」、外国人研究者等の研究教育環境・ 生活環境への組織的な支援、海外の大学、国際機関、内外の援助機関等との連携、情報発信・収集力の強化等、大学等における特色ある組織的な国際活動 を推進することが重要とされている。今年度から始まった「大学国際戦略本部強化事業」もその一環である。  「国際化」とは何かという基本的な定義づけに関する議論も当然なされなければならないが、ここでは、いわゆる「国際化」が唱えられるいま、大学がその「国際化」に 果たす役割は何か、大学に求められるものは何か、今後の課題は何か、などを考えてみたい。

2.大学が「国際化」に果たす役割
 大学の「国際化」を計る指標として挙げられる、外国人留学生の数と交流協定数で「国際化」 の状況すべてが計れるわけではないし、 大学の「国際化」から学生・教員が得たものが開花し実となるには時間もかかるであろう。しかし、種まきをすることの意義は深い。
 学生が留学し、自らのなじんだ社会とは異なる社会や人と接して社会の多様性を理解し、社会に貢献する力や自立心を養うことは、 本学でも大いに期待している。本学は、創立者津田梅子が留学によって得たものを社会に還元する形で創立されたのであり、本学の教育 理念の一つは、「国際性」を身につけることだったのであるから。学生にとっても教員にとっても、国際的な教育の選択肢が拡大することは、 望ましいことである。
 また、国外から日本の大学に留学する学生に日本を理解してもらうことは、日本の姿を世界に知ってもらう貴重な第一歩であり、未来の 知日派を世界各地に育てることにつながると同時に、将来の日本全体の「国際化」を推進する最善の策であると私は信じている。さらに、 教員の国際的交流が研究面・教育面両方において極めて有効であることは誰もが経験している。まさに教育の分野は、人と人、国と国の 相互理解を深める最善の手段となりうるのであり、大学こそがそのような国際的な連携において最も重要な役割を果たせるのではないだろうか。
国際交流は「武器をもたない世界戦略」と言われるように、  優れた人材の育成に役立つだけでなく、平和な手段で社会を動かす力にもなりうる。ウィリアム・フルブライト上院議員は、広島に原爆が投下されて からわずか2週間後に、フルブライト計画の法案をアメリカ議会に提出したが、彼には「世界の平和を達成するためには人物の交流が最も有効である」 という確固たる信念があった。今年60周年を迎えるフルブライト交流計画は、その後、世界各地で25万人もの人々に教育・研究の機会を提供して きたが、その中からは政界、財界、学界における傑出した人材が生まれている。日本もその恩恵を受けた国の一つであり(筆者も、1960年代にフルブライト 奨学生としてアメリカで数年間、勉強することができた)、このプログラムが教育交流を通して日米関係に重要な役割を果たしたことは、誰もが認めるで あろう。教育面での国際交流が、政治、経済、社会、文化など多様な分野での国際関係の展開に重要な役割を果たしてきたよい例である。
 大学の「国際化」によって学生や教員の得るものが大きいという前提で、それでは大学はその「国際化」にどのような役割を果たすのか。
まず、学生に対しての責任という意味では、研究及び教育の充実、そして卒業する学生をどのような労働市場に送り込むかという面で重要な役割を 担っている。つまり大学には、カリキュラムなどにおける「国際化」を推進する責任がある。国際的に通用する教育・研究の場を提供し、カリキュラムや プログラムにグローバルな視点や国際的な側面を盛り込む努力をつねにしなければならない。特に外国からの留学生を受け入れ、期待される力を つけてもらうためには、カリキュラムの充実に加えて、教育サービスや情報提供の多言語化、宿舎や奨学金の確保も必要である。
 学生に海外で学ぶ機会を与えることも重要であるが、送り出す側としての大学の役割は、第一に、正確な情報を確保することであろう。つまり、 学生が留学先で学ぶカリキュラムについて十分な情報を留学前に与えられるか否かは、その学生の留学の成果を左右する。特に派遣留学の場合は、 学生本人だけでなく大学もそのことに責任をもつ必要がある。また、留学先での危機管理も重要である。そのような点で充実した派遣・交流協定などの 制度を推進するため、本学でも、「国際化」をあずかる国際センターは、フル回転の様相をみせている。
 このような「国際的な」学ぶ場を提供するという役割に加えて (というよりも、そこから生まれる役割と言うべきか)、大学に期待されるのは、国境を越え、 組織の壁を越えて機能する、知的情報交換と世界へ向けての情報発信の場になることであろう。世界の歴史を振り返っても、転換期や困難な時期、 政府も含めて、既成の組織や枠組みでは問題を処理しきれないときに、大学が一種の交流の場として存在し、知的指導者の知恵を集めて情報を交換し、 政策的な提言をもするという機能を果たした例がみられる。これは、現在の情報化時代においても、大学が果たす重要な役割であろう。
 また、大学を通じて、あるいは大学間で、人的なネットワークの構築が可能であるという意味では、国際連携に必要な人間的信頼関係を確立すること、 ひいては国際的な紛争解決などを民間レベルで行う場合に私立大学という立場で貢献できることも、大学が果たせる役割と言える。大学は、国の政 治的・経済的立場を離れ、教育研究を通じ、その成果を通して、今後ますます世界に貢献していくことができる。

3.課題
 ただし、大学が国内外に開かれた高等教育機関として活性化し、国際的な大学間の競争と協働を通じて、もてる潜在力を十分に発揮できるという、 真に意義のある「国際化」を実現するためには、いくつかの課題を乗り越える必要がありそうである。
 最も重要だと思われるのは、国境を越えて提供される高等教育の質の保証である。ユネスコと経済協力開発機構(OECD) で、今秋採択される 予定の「国境を越えて提供される高等教育の質保証に関するガイドライン」は、加盟各国に対し、「大学の国際的な認証評価制度の構築」を呼びかけ ている。そこには、数年以内に各国が協力して、世界中の学生がインターネットで各大学の教育内容をチェックできる「情報サイト」を構築することも 含まれており、これは、留学を通じての国際化の中で学生を守ろうとするものである。さらに、このような質の保証により、「世界に拡大する教育需要 に対応した選択肢の拡大」や「グローバルな知的ネットワークの強化」が実現すると同時に、日本の「教育研究水準の向上、国際的な人材養成、 知的国際貢献を果たす機会」となることが期待されている。大学が果たすべき役割として前節で述べたことの大半は、質保証のための課題とも言える。 加えて、学位制度の改定も検討されなければならない。
 以上のように、国際的に通用する教育・研究を推進するために大学が重要な役割を果たすには条件整備が必要であることは、誰にも共通した認識 であるが、それには多大な人的・経済的リソースが要求され、大学組織の中での種々の調整や制度の改革も必要となる。これも重要な課題である。 大規模大学では、教員の海外派遣・交流の派遣可能人数が充足されない例もあるという。教員の研究内容が多様で、協定校では研究ができないなど の理由が挙げられるが、小規模の大学では、むしろ派遣可能人数以上の希望者があり、国際化を唱いつつも、その実現に苦慮する例もある。 状況には大きな違いがあるが、そこにみられるのは大学組織の中での調整の難しさである。
 必須だと思われるのは、大学全体の中で国際交流がどのような位置づけであるのか、その比重はどれだけになるべきか、見極めることである。 それは大学の理念や方針と深くかかわるからである。本学でも、「国際化」 の重要性を理解し、大学としてその方向へ向けて体制を整える必要を認識 しつつも、どれだけのリソースを国際交流に充てることができるのかについて、長く検討が続いている状態である。
 大学のリソースが限られている状況では、この分野における国の支援が極めて重要となる。特に留学生の受け入れ態勢を整える場合、宿舎や奨学金 の不足を補うための国の支援は必須である。今年度「国際戦略本部強化事業」として採択された大学は、私立大学3校に対し独立行政法人化された 国立大学17校であり、文部科学省の姿勢は、いまも国立優位であるという印象を受ける。私立大学は、しっかりした国際戦略を立てて国の支援を得る 努力をすると同時に、大学間で協力するなどの工夫も必要であろう。例えば、2大学間の協定から多大学間の協定に移行する試みや、コンソーシアムを 組むといった可能性を探ることを、すでに進めている大学もある。
 さらに重要だと思われるのは、国際化の展開の基礎となる条件づくりである。つまり、学生の語学力を伸ばすこと、そして言葉だけではなく、 その根底になくてはならない教養の涵養である。国際化が進められれば語学力の強化や教養の涵養に貢献すると期待されているのは当然であるが、 逆に、国際化を進めるためには、学生本人の実力がまず要求されるはずである。国際化によって大学の、そして教育の、質が向上することを願うと 同時に、長期的な視野をもち、地に足の着いた国際化を進めるために、教育の質、大学の質を向上させることも考えたい。

 ※『大学時報』 No.305 (2005年11月 日本私立大学連盟発行)に寄稿したものを、日本私立大学連盟の許諾を得て掲載しました。

2005/11/19(土)

横浜開港資料館「横浜&バンクーバー 太平洋を越えて」展記念講演会にて講演

  二年前にカリタス女子での私の講演に出席された方が再び聞きに来られていたり、卒業生との再会もあり、10年前にJICA関連で知り合った方が今回は横浜移住資料館長としてご出席くださっていたりと、久しぶりの再会を楽しみました。

2005/11/12(土)

在学生父母のためのオープンキャンパス、移民研究会

午前:在学生父母のためのオープンキャンパスで挨拶

ちょうど津田塾祭開催中ということもあり、いくつかご招待いただいたサークルに顔を出しました。短い時間でしたが、学生とも歓談することができました。ある合唱サークルでは喫茶を開いていたので、手作りのクッキーとケーキを購入したところ、ケーキを作った学生さんから、ていねいな解説をしていただきました。

午後:移民研究会に出席

在学生父母のためのオープンキャンパスの様子

在学生父母のためのオープンキャンパスで挨拶をする飯野学長

会場内の様子

2005/11/05(土)

台湾出張 淡江大学創立55周年記念行事に出席

11月5日(土)— 11月8日(火)

4日間にわたる記念行事は、いずれも朝から晩までハードスケジュールでしたが、スムーズに記念行事が執り行なわれ、盛大でした。親善大使として案内してくださった学生の礼儀正しさに、とても感銘を受けました。思い出に残る記念品もいただきました。

何よりも嬉しかったことは、津田塾大学の学生が淡江大学の方々から高く評価されていたことです。今まで交換留学で淡江大学に行った学生の皆がすばらしかったと言われたことと、淡江大学より津田塾大学へ行った留学生皆から、津田塾大学では大変よくしていただき感謝していると言われたことです。


淡江大学からいただいた記念品

淡江大学からいただいた記念品